ブログを執筆しながらいつも考えていました。
- どう書けばよりわかりやすく読者に伝わるのだろうか
- どう書けばより素早く読者に伝わるのだろうか
- どう書けば読者に覚えてもらえるのだろうか
そこで一冊の本”改訂新版 書く技術・伝える技術 (スーパーラーニング) “と出会いました。
この本は冒頭から抑えるべき7つのポイントを述べていました。
- 文章の冒頭には、重要な情報をまとめて書いている
- 詳細はパラグラフを使って書いている
- パラグラフの冒頭には要約文を書いている
- 文頭にはすでに述べた情報を書いている
- 並列する情報は同じ構成、同じ表現(パラレリズム)で書いている
- ひとつの文では、ひとつのポイントだけを書いている
- 無駄なく、簡潔に書いている
さらに読み進めると何回も同じメリットの説明が出てきます。
- 〇〇なので、一読で理解できる
- 〇〇なので、重要な情報を記憶できる
- ○○なので、論理的に構成できる
- 〇〇なので、速く書ける
7つのポイントを抑える事によって各4つのメリットが得れるのです。
文章の冒頭には、重要な情報をまとめて書いている
重要な情報=総論 と本書は述べています。
総論とは大事な情報の大まかな内容です。
■文章の冒頭に総論を書くと得れる効果
- 読み進むべきかを的確に判断できるので、必要な情報だけを読める
- メンタルモデルを作ってから読めるので、一読で理解できる
- 根拠を確認しながら読めるので、一読で理解できる
- ポイントが強調できる場所に書いてあるので、重要な情報を記憶できる
- 話が脇にそれにくくなるので、論理的に構成できる
- 一読で理解できる
- 重要な情報を記憶できる
- 論理的に構成できる
この3点の重要性が頭の中にスムーズに入ってきます。
筆者さんが工夫を凝らして著書していただいたおかげでもあります。
■メンタルモデルとは
情報を自分なりに解釈してイメージ(世界)を作る ことを指します。
メンタルモデルがお互いに一致していないとコミュニケーションのすれ違いが発生していまいます。
アレですアレ!アンジャッシュのすれ違いコント!
詳細はパラグラフを使って書いている
・パラグラフ
ひとつのトピックについて述べるのを目的とした文の集まり・パラグラフの効果
1.パラグラフ単位で飛ばし読みができる
2.全体像をつかみやすい
3.レイアウトで情報の過多が判断できる
4.トピックをしっかり論証する
5.一段高い視点でロジックを検討できる#読書 #書く技術— 尚@現役インフラエンジニア4年目 (@nao_ki_Z) August 19, 2020
パラグラフの効果ですが、ツイッターに載せるため実は端折っています。
本書では
- 一読で理解できる
- 重要な情報を記憶できる
- 論理的に構成できる
を文末に必ず使用しています。
この言葉が本当に重要な事を書いています。まさにお手本。
パラグラフの冒頭には要約文を書いている
要約文とは伝えたい事を完結にまとめた文を指します。
つまりその章のポイントです。
ポイントを冒頭に書いて話を広げるのが鉄則となっています。
文頭にはすでに述べた情報を書いている
・文頭にすでに述べた情報を書く
前述:すでに述べた情報
後述:未知の情報を付加する
・効果
1.前後の接続が良くなるので理解しやすい
2.A→B B→Cと話が繋げやすくなり論理的な文章になる
・注意点
要約文だけにして既知→未知へ流れる文を作る
若干くどくても既知の情報を文頭に置く#読書 #書く技術— 尚@現役インフラエンジニア4年目 (@nao_ki_Z) August 19, 2020
若干くどくてもすでに述べた情報を文頭に置く
これがとても重要です。
ボクはつい避けてしまうんですよね。
しつこいかな?と。
読者に覚えてもらうにはくどすぎるぐらいで丁度良いみたいです。
並列する情報は同じ構成、同じ表現(パラレリズム)で書いている
・パラレリズム
並列した情報は同じ構成、同じ表現を守って書く・効果:論理性と伝達性がパワーアップするので
1.一読で理解できる
2.必要な情報だけを読める
3.論理的に構成できる
4.速く書ける・注意点
1.並べる順番を考慮
2.情報同士の抽象度を揃える#読書 #書く技術— 尚@現役インフラエンジニア4年目 (@nao_ki_Z) August 22, 2020
同じ構成、同じ表現を守って書く
くどさに拍車がかかるとボクは思いました
が、それで良いみたいです。
- 一読で理解できる
- 重要な情報を記憶できる
- 論理的に構成できる
また出てきましたね。このくどさが重要なのです。
+αで速く書けるも登場です。
執筆する上で大切ですよね、速く書けるって。
ひとつの文では、ひとつのポイントだけを書いている
■ひとつの文にはひとつのポイントだけを書く
・効果
1 ポイントが強調され重要な情報を記憶できる
2 文が短くなるので一読で理解できる
・注意点
1 接続関係が弱い2つの文は切る
2 接続関係を明示してつなぐ
3 接続語句を追加した上で切る#読書 #書く技術— 尚@現役インフラエンジニア4年目 (@nao_ki_Z) August 22, 2020
ついついやりがちです。
ひとつの文にポイントを複数混ぜこんでしまうんですよね。
話を広げてしまうとかえって読者の記憶に残りづらくなってしまうのです。
要注意ですね。
無駄なく、簡潔に書いている
■無駄なく簡潔に書く
・効果
1 不要な情報が邪魔をしないので一読で理解できる
2 不要な情報が邪魔をしないので重要な情報を記憶できる・注意点
1 読み手のニーズを意識する
2 読み手の前提知識を意識する
3 類語の繰り返しを避ける
4 文末はあいまい表現は避け、言い切る#読書 #書く技術— 尚@現役インフラエンジニア4年目 (@nao_ki_Z) August 22, 2020
シンプル・イズ・ベスト
言葉だと簡単ですが実践するとこれほど難しい事はないですよね。
- 文章が長い
- 話を広げすぎて何が言いたいのかわからない
短くかつ伝わりやすい文章の追求。
一生の課題ですね。
おまけ
コラムがたくさんあり閑話休題な感じで楽しく学べました。
その内の2つをご紹介です。
人間の頭の動き
■人間の頭の働き
・短期メモリ
7±2個の情報を20秒だけ蓄えられる
・長期メモリ
ほぼ無制限の情報を半永久的に蓄えられる★文章を書くときは短期メモリの能力を考慮して書かなければならない#読書 #書く技術
— 尚@現役インフラエンジニア4年目 (@nao_ki_Z) August 22, 2020
7って人間にとって重要数字なんですね。
ボクはスロットを思い浮かべてしまいましたがこれも関係しているんですかね?
20秒、とても短いですよね。
そのためにも
- 一読で理解できる
- 重要な情報を記憶できる
- 論理的に構成できる
文章が必須なんでしょうね。
文を切るだけなら簡単なんだけど・・・?
■文を切るだけなら簡単
→しかし多くの人は文と文を無意識につないでしまう癖がある・対策や癖の直し方
文章を書き上げたあとに以下を検索してみる
1 「て、」例:したがって、
2 「り、」例:つまり、
3 「し、」例:しかし、
4 「が、」例:だが、— 尚@現役インフラエンジニア4年目 (@nao_ki_Z) August 22, 2020
足し算のごとく接続しで繋げないで潔く切りなさいってお話です。
足し算は得意だけど引き算は苦手って方は多いのではないでしょうか。
あ、算数のお話ではないですよ?
仕事でミスがあった時に次にミスをしないための方法として
- Wチェックをする
とか改善点を述べますよね?
その仕事自体を無くすとかの引き算思考に至らない事が多いですよね。
結果仕事時間が増えて誰も得しないっと。
話が飛躍しすぎましたね。
感想
読み飛ばせた章は3章の実践編ぐらいでした。
それぐらい内容が濃い本でたくさん学ばせていただきました。
読者に理解してもらうには
- 一読で理解できる
- 重要な情報を記憶できる
- 論理的に構成できる
この3点が重要なのを覚えました。
これができるようになれば速く書けることに繋がるのも理解できました。
この本は数カ月後にまた読み直したいですね。
ボクが執筆したブログとにらめっこしながら採点していきたいところです。
本日もお読みいただきありがとうございました!!